お酒を飲むところで働くということ
バーというのは、基本的にお酒が飲みたい人が訪れるお店ですので、自分もお酒が大好きという人なら、たくさんのお酒に囲まれて仕事ができるうってつけの職場と言えます。
難点を挙げるとしたら美味しそうにお酒を飲んでいる人を見ながら、同じお酒好きの自分は飲まずに働かなくてはならないということですが、仕事が終われば我慢した分だけ余計にお酒が美味しく感じられることでしょう。
バーで働くことによって、さまざまなお客さんを相手にすることになりますので、人はどんな風にお酒を飲むのかを観察することもできます。
紳士的にスマートに、そして寡黙に一人でグラスを傾ける男性の姿は、働くのが男性であれば見習いたい素敵なお手本になるでしょう。
女性バーテンダーになるのもいい
働く女性が増えて、最近では女性が仕事帰りに立ち寄れるバーが注目を集めています。
一人で訪れる女性も多く、その場合はカウンターに座ることになりますので、女性がバーで働くというのもお勧めです。
それこそ、シェイカーを操ってさまざまなカクテルを作ることができるバーテンダーになれば、女性のバーテンダーがいるということで女性客が多く立ち寄ってくれる可能性が高くなるのではないでしょうか。
もちろん、まだまだ数が少ない女性バーテンダーを目当てに男性客が訪れることもあるでしょうし、イケメンの男性バーテンダーに会いに女性客が来ることも考えられます。
いずれにしても、男女共にバーテンダーになることができれば、バーで働くことがいっそう楽しくなるのは間違いなさそうです。
静かに働きたい人にもおすすめ
居酒屋などでは元気のよさをウリにしている店もあり、みんなで注文を一斉に唱和したりといったことが必要な場合もあります。
その点、バーは静かに飲みたい人たちが集まる場所ですので、必然的にそこで働く人も物静かな対応を求められます。
落ち着いたトーンで注文を聞き、余計なことは一切言わず、ひたすら静かな雰囲気を保つよう気を配りながら働くのは、どちらかというと人と話すのが苦手という人に向いた職場になりそうです。
仮に話をしたいお客さんが来たとしても、お客さんは話を聞いてほしいのであって、バーで働く人の話を聞きたいわけではありませんから、適度に相槌をうつなどして聞き役に徹すると、満足してもらえます。
人と話すのが苦手という人も、話を聞いて相槌をうつ程度なら、さほど苦にならずにできるでしょう。
バーで働くのは、意外といろいろなタイプの人におすすめできるといえそうです。